履歴書の趣味・特技欄を書くときの基本ルールと見本(サンプル)

◆趣味・特技欄の正しい書き方とポイント

①ひと目で内容が理解できるよう、箇条書きなどを使って簡潔に書く

②カッコ書きなどで具体的なエピソードを加えてもOK

③面接で質問されることもあるので、本当に好きなこと、得意なことを正直に書く

【趣味・特技欄の正しい書き方 ~採用担当者は何を確認している?】

履歴書の「趣味・特技欄」を書く際に意識したいのが、「読みやすいこと」と「うそがないこと」です。箇条書きにするなど採用担当者の読みやすさに気を配りましょう。また原則として、趣味・特技の内容自体が書類選考の結果に影響することはないので、本当に好きなこと、得意なことを書けばOKです。


◆履歴書という書類の目的を意識し、簡潔に書く

【内容】

採用担当者は、趣味・特技欄に書かれている内容が、履歴書という書類にふさわしい形式をとっているかを第一にチェックしています。履歴書はじっくり読み込ませる書類ではなく、「端的に応募者の情報を伝える」という役割を持った書類です。そこに、小さな文字で長い文章を書くと、どんなに優れた文章、内容だとしても、プラスの評価は受けられません。履歴書という書類を採用担当者がどのような目で見ているのかを理解できていない、つまり相手や目的に対して適切なものを提出できない、自分勝手な人間とみなされ、逆にマイナスのポイントとなる可能性もあるのです。

採用担当者は多くの履歴書に目を通さなければいけません。短時間で内容が伝わるよう簡潔に書きましょう。ポイントを絞って大きめの文字で書く、箇条書きで書くなど、採用担当者が読みやすい書き方が必須と考えてください。


【面接で聞かれたときに答えられるよう、正直に好きなこと、得意なことを書く】

趣味・特技欄に書かれた内容そのものが書類選考の結果に影響を与えることはほとんどありません。だからこそ、表面的に格好の良いことを書いたり、うそを書いたりするのは無意味であり、NGです。書かれている内容は面接での会話の糸口になり、そのことが掘り下げられて会話が広がることも少なくありません。いざ質問されたときのことを考えると、表面上を取り繕ったうそを書くのは絶対に避けるべきです。面接で適切な受け答えができないと、「コミュニケーション能力不足」と判断されてしまったり、最悪の場合、その場しのぎのうそを書いたのだと受け取られてしまったりして、大きなマイナスにつながることもあります。

履歴書には簡潔に書くのがベストですが、「読書」や「映画鑑賞」など、ありきたりと思われがちな内容を記入する場合や、応募先の企業での仕事と密接なつながりがある場合は、カッコ書きなどで具体的なエピソードや実績を書き添えてもいいでしょう。好きなジャンルや作家名、頻度などを書いておくと具体性が増します。いずれにせよ、自分が情熱を傾けていると言える趣味・特技を記載するのが鉄則と覚えておきましょう。

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