【転職用語辞典】ま行〜わ行
◆ま行
・マネージャー
管理・統括する役職。会社によって位置づけは様々。大体は従来の部長・課長・係長あたりに位置づけられる。呼び方もゼネラルマネージャー、エリアマネージャー、グループマネージャーなど様々である。=マネジャー。
・みなし労働時間制
その日の実際の労働時間に関わらず、その日はあらかじめ定めておいた時間労働したものとみなす制度。営業等で外回りや出張が多く実際の労働時間の管理が難しい場合(事業場外労働制)や、研究職・開発職など性質上、業務遂行の手段や時間配分に関し、具体的な指示をしない(裁量労働制)場合に、労働時間をみなし制にすることができる。
◆や行
・有給休暇(年次有給休暇)
給与が支払われる休暇のこと。労働基準法により定められたすべての労働者に与えられる権利。最低の支給日数は労働基準法により定められている。仕事を始めて6か月で10日間、その後1年ごとに増えていく。2年目(入社1年半)で11日、3年目(入社2年半)で12日、4年目14日、5年目16日、6年目18日、7年目(入社6年半)20日で、その後毎年20日ずつ有給休暇が発生する。有効期限は2年間なので、最大40日間。この日数が最低ラインになるため、会社の規定でこれ以上に与えることもできる。例えば、入社初月から有給を使えたり、初年度から15日のきぎょもある。現実的には、有給を使えないという声が多々ある。もちろん労働基準法違反である。求人を見るときは、休日欄にしっかり「有給休暇」が記載されているか(もちろん記載義務はないが、取得できるところは書いている)、有給の取得率や、有給が取りやすいことなどが記載されているかチェックしよう。
・有効求人倍率
求職者に対する求人数の割合。雇用動向を示す指標となる。(求人数)÷(求職者数)で表すことができる。例えば、求職者100人に対して120件求人がある場合、「1.2」となる。1を超えると求人が余っている状態(求職者は転職しやすい、企業は採用しにくい)、1を下回ると求人が足りない状態(求職者は転職しにくい、企業は採用しやすい)となる。
・要普免
応募資格で普通自動車免許が必要という意味。
◆ら行
・離職票
退職したときに会社からもらえる書類。失業手当を受け取る手続きで必要になる。
・履歴書
学歴や職歴などを記した書類。採用選考に使われる。基本的には自由書式だが、日本工業規格(JIS規格)が多く流通している。用紙サイズはB4サイズ(二つ折りでB5サイズ)が多い。近年では、パソコンで作成したものも可となる企業が多い。一方、古い考え方の企業や、事務職などは、手書きで作成したほうが間違いない。選考後(不採用の場合)、履歴書を返却してくれる企業と返却してくれない企業がある。法的には返却義務がないため、郵送の手間などもあり返却しない企業の方が多い。個人情報に厳しくなっている時代背景から、今後返却が義務化される可能性は十分ある。
・ルート営業(ルートセールス)
既に取引のある顧客を対象とした営業。定期的に訪問して顧客の要望やニーズを拾っていく。フットワークの軽さや、共感したり、話を聞く力が必要になる。求人では人気がある。0から顧客を作り出す営業に比べると最初のハードルは低い。しかし、実際には新規の営業をやる必要がある場合も…。⇔新規開拓営業
・レジュメ
(転職用語としての意味は)履歴書のこと。ビジネス用語で使うレジュメは、要旨、要約した資料のこと。
・労働基準法
1947年に制定された労働者の保護法。労働条件(労働時間、休日、賃金など)の最低条件を定めた法律。正社員はもちろん、契約社員、アルバイトなどすべての労働者に適用される。
・労働三権
日本国憲法の保障する労働者の基本的権利。「団結権(労働組合を結成する権利)」「団体交渉権(労働者が団結して使用者と団体交渉する権利)」「争議権(ストライキや争議行為を行う権利)」の3つ。
・労働者派遣法
1986年に施行された、派遣労働者の権利や就業条件などを整備するために定められた法律。
◆わ行
ワーキングプア
フルタイムで働いているのに貧困から抜け出せない労働者。働く貧困層のこと。一般的には年収200万円以下などと言われるが、明確な定義はない。ワープアとも言われる。
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